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Tachino Chie GujiTachino Chie Guji
TACHINO CHIE|GUJI

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Description
  • Upper: Lizard Nubuck Indigo
  • Insole: Charles F. Stead Deerskin
  • Mckay construction
  • Made in Japan

 

神職・宮司の履き物に着想を得て生まれた、ミュール型のシューズ「GUJI」。

 

見た目としては所謂アルチザン系のシューズ (例えば当店でも紹介しているGuidi Roselliniも然り) とは、完全に真逆の方向性を持つ作品と言えます。

これまで、私もずっとアルチザン系のシューズを履いてきましたし、今後も引き続き愛用していくことに変わりはないでしょう。

しかし同時に、これまでの私たちのシューズのイメージとは全く別の、新たな一手が加わることで自身のスタイルを一気に拡張させられる、それがGUJIという作品であると、私はそう確信を持っていました。


GUJIはTACHINO CHIEで昔からリリースされている定番モデルですが、こちらはアッパーの素材にLizard (トカゲ)の藍色ヌバックを使用。

トカゲの背中側から開き、お腹側の細長い四角い腑(竹腑)をアッパーに、片足につき1枚のレザー、両足で2頭分のレザーを使用しています。

ヌバックの藍色は、使用していくと元のレザーからどんどん青味が抜けていき、カラスのように青味がかった黒に変化していきます。

下の写真は着用5ヶ月ほどの藍色のサンプルですが、元のレザーと比べると随分青っぽさが抜けてブルーグレーになっています。

そしてヌバックということで、使用するほど自身の手の油分が入ると鈍い光沢が出てくるなど、レザーの経年変化自体を堪能できるレザーでもあります。

マットな表面に光が当たると鈍い光沢が出ますが、反射するような光り方の艶ではないので、土っぽい雰囲気の服とも非常に相性が良いでしょう。

 

リザードのこの細かな腑の並びから、着用していくとキレイな皺が入っていきます。

新品よりも、このくらい皺が入った時の立体感のある表情が堪りません。

 

そして光の当たり方によって、順光では青味を感じ、逆光など暗い環境下では黒っぽく見える、その見る角度によって色の感じ方が異なるというのも魅力的。

写真はデザイナーが日々着用しているもの。

受注後にお届けするモデルはこれまで幾度となく繰り返されきたアップデートを基に、緊張感漂う造形の美しさを妥協なく追求し、TACHINO CHIEの現時点での最高到達地点での仕様にてお届けいたします。

 

デザイナー本人が一枚、一枚選定した素材を用い、信頼のおける新たな職人とタッグを組んで生み出された新生GUJIは、コバの張り出しを抑えたミニマルなアッパーに、シェイプされたウエストが上品な美し過ぎるフィルドバックのアウトソール、そしてヒール部分に施される金釘まで、デザインの完成度と職人の技術力の高さを随所に感じる事ができます。

 

以下は他素材の写真ですが、インソール、アウトソール共に最新仕様となります。つま先のVintage Steelsは有料オプションとなりますので、制作時にVintage Steelつけた状態でのお届けをご希望の方は、ご注文時に「Vintage Steels」を別途カートに追加した上でご注文ください。

Tachino Chie Guji Porosus Crocodile Nubuck タチノチエ ポロサスクロコダイル ヌバック
Tachino Chie Guji Porosus Crocodile Nubuck タチノチエ ポロサスクロコダイル ヌバック

 

GuidiのホースやCharles F. Steadのスエードと比べて、リザードは伸びの少ないレザー。

ジャストサイズで着用することで包み込まれるようなフィットを体感でき、長時間の歩行でも安定感があります。

 

 

リリースのタイミング的にGUJIは夏のイメージが強い作品かもしれませんが、夏には素足で、それ以外の季節にはソックスを合わせて着用可能。

ショーツやワイドパンツには勿論、クロップドの細身のパンツからワンクッション入れたスラックスまで、かなり幅広く合わせられるかと思います。

Tachino Chie Guji Guidi Horse Grain タチノチエ グイディホース

Tachino Chie Guji Charles F Stead Calf Suede タチノチエ カーフスウェード
Tachino Chie Guji Lizard タチノチエ リザード

 

ちなみにデザイナー自身やイベントで既にGUJIをお持ちのお客様からお話を伺った際には、冬でも厚手のソックスで合わせているとのこと。

私もまだGUJIで冬を経験していませんが、しかし例えば着物を冬に着る場合に足袋カバーなど着用して草履を履くことなど考えると、GUJIにソックスで冬に着用することは確かに十分現実的かもしれません。

そう考えると、夏用サンダルという立ち位置から一転し、通年での自分の足元の新定番となり得る一足のシューズとして、俄然腑に落ちる感があります。

 

 

構造としては、2枚のソールをマッケイ製法とセメント製法のハイブリットで仕立てられています。

Tachino Chie Guji Guidi Horse Grain タチノチエ グイディホース

アッパーと中底、そして1枚目のソールを縫い合わせ、その上から2枚目のソールとして実際に地面と接地するアウトソールをセメント製法にて糊付け。


そのため、過去にリリースされたGUJIや、他のマッケイ製法によるシューズでは、通常アウトソールにスティッチが走っているところ、今回オーダーいただく作品以降のGUJIではアウトソールにスティッチもありません。

 

ミニマルな見た目に仕上がるだけでなく、今後オールソールの修理が必要となった際には、糊付けされた2枚目のアウトソールのみを剥がし、新たなソールを糊付けする事が可能という、長年の使用を見据えた実用性にも優れた仕様です。

過去に採用されていた通常のマッケイ製法では、オールソール時にスティッチを切ってソールを張り替えるため、修理は2~3回が限度とされていましたが、今回のマッケイとセメントのコンビによって(アッパーと中底が致命的なダメージを負わない限り)、メンテナンスしながら半永久的に着用できるようになりました。

Tachino Chie Guji Guidi Horse Grain タチノチエ グイディホース

 

 

また、今回当店でのリリースが決まった際、インソールを元のベージュのヌメ革からブラックへの変更していただく様に要望しました。

それは見た目的な好みというのもありますが、長期使用していく上ではブラックの方が傷や汚れが目立ちにくいというのが大きな理由でした。

つっかけという形状上、脱いだ際にはインソールが目に入りやすいため、そこは可能な限り綺麗な状態を保てる方が良かったのです。

黒のインソールの変更には、白いソックスや素足への色移りなどの懸念がありましたが、複数候補から英国の老舗タンナーであるCharles F. Steadの鹿革を採用し数ヶ月間テスト。

クローム鞣しされた鹿革は、色移りはほぼ見られることもなく、且つ、柔らかさと丈夫さも兼ね備えたレザーであったことから、インソールとしての最適解はこっちだったかもしれないと感じられるような仕上がりとなりました。(オーダーいただく作品は全てブラックの鹿革インソール仕様でのお届けとなります。)

 


ヌバックなので、最初は色移りするかと思うので、まずは黒のソックスなどと合わせながら楽しんでいただき、色移りが気にならなくなってきたら素足や他のカラーソックスと合わせていただくのが良いかもしれません。

今回、藍色リザードで美しい個体をたくさん確保できたとのことでしたので、ブラックともブルーとも違う、深みのある藍色の経年変化を楽しみたい方に、ぜひお選びいただければと思います。

他の靴と雰囲気を変えたい方は是非。

 

サイズに関するご相談や、ご質問などございました際には、お気軽にチャットやメールなどでお問い合わせいただければと思います。

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