2026年版 リキッドイマジネール|人気の香りから最新作まで、全種の香りをご紹介
ドンローザやブランシュベットをはじめとした定番から、アーム ドゥ フルール、シトラスをテーマにしたイマジナリウムまで。Lounge Saiでお取り扱いしている香りを、コレクション毎にご紹介していきます。
この記事では、2026年9月25日時点の当店取り扱い34種に加え、廃盤・販売終了となったPeau de BêteとSirenisの過去の紹介も残しています。同じ香りの容量違いや限定ボトルは一つの紹介にまとめ、セットは最後にご案内しています。
どの香りから試そうか迷ったら
これだけ種類があると、どこから試してみようか迷われる方も多いかと思います。
物語やボトルから選ぶのもリキッドイマジネールの楽しみ方ですが、まずは普段お好きな香りや、その日の気分を手掛かりに。ここでは、本文でご紹介している香りの印象から、いくつかを挙げてみました。
気になる項目を開き、香りの名前を押すと詳しい紹介へ移動できます。
爽やかで、すっきりとした香りから
炭酸の効いた柑橘系のトニックウォーターのように、キリッとドライなCedrat Tonic(セドラ トニック)。
ジュニパーと柚子の清涼感から、ブラックティーや石鹸のような清潔感へと移ろうPhantasma(ファンタズマ)。
柑橘と森林のようなフレッシュでさっぱりとした付け心地がお好きでしたら、Sancti(サンクティ)もぜひ。
華やかさのあるフローラルを楽しみたい
ロゼシャンパンのような軽やかさと、甘さを抑えたフローラルのDom Rosa(ドン ローザ)。
一方、クリーミーで濃厚な花の香りがお好きな方には、チュベローズとジャスミンが広がるÂme de Fleur(アーム ドゥ フルール)。同じフローラルでも、また違った表情を楽しめるかと思います。
甘く、包み込まれるような香りを探している
濃厚なホットミルクを思わせる、ミルキーでまろやかなBlanche Bête(ブランシュベット)。
甘さの中にもビターな雰囲気を求めるなら、チェリーの果実酒に焦がしキャラメルが重なるようなBello Rabelo(ベロ ラベロ)を。フルーツやスパイスとグルマンのバランスが気になる方には、Âme du Cœur(アーム デュ クール)もおすすめです。
柔らかく、肌に馴染むような香りが好き
シルクの絨毯を想起させるTapis Volant(タピ ヴォラン)。ジャスミンや石鹸の泡のような清潔感を、シルキーでスモーキーな空気が包むような香りです。
ガツンと主張するというより、纏う人の本来の香りのように、優しくふんわりと香る一本をお探しの方に。
また、Fleuve Tendre(フルーヴ タンドル)もこちらでご紹介したい一本。甘さのあるフローラルと石鹸のような清潔感に、スエードやアニマルノートが重なる、柔らかく肌に馴染むような香りです。
スモーキーさやレザーの渋さを楽しみたい
グレープのような甘さにスモーキーさがまとわりつく、重さのあるFortis(フォルティス)。
レザーの香りがお好きでしたら、甘い煙たさとウッディさも感じられるBuveur de Vent(ヴュヴェール ドゥ ヴァン)。
香りの感じ方は人それぞれで、ムエットと肌の上でも印象が変わります。まずは気になった香りの紹介を読み、試してみたいものを見つけていただけたら嬉しいです。
リキッドイマジネールについて
Liquides Imaginaires(リキッドイマジネール)は、香水業界で実績のある二人のエキスパート、レアな香りを求めるハンター David Frossard (ダヴィッド・フロサール)とデザイナーPhilippe Di Meo(フィリップ・ディメオ)のコラボレーションによって、誕生しました。
二人に共通する『パフュームの持つパワー』への飽くなき興味と探求心、情熱がフレグランスブランド創設の原点となっています。
彼らは既存のフレグランスという枠にとらわれない、新しいタイプの香水を求めながらも、香水の原点に立ち返り、本質を追求する手を緩めません。
トリロジーとは

リキッドイマジネールの香水は三本の香り毎のスモールコレクションで発表され、そのコレクションを「トリロジー (三部作)」と言います。
トリロジーは、香りのテーマ毎にコンセプトがあり、人の心を魅了し、自己の内面に向き合う旅へと誘い、熟練した職人が手がけた特別なボトルはおとぎ話に登場するような宝石で装飾されたアンフォラの壺*を彷彿とさせます。
(*古代ギリシアやローマにおいて、食料などを運搬、保存するために用いられていた壺)
Les Eaux-dela

香水の聖なる起源へのオマージュ、エモーショナルで神聖な力を感じるリキッドイマジネのアイコンライン。
心が清められるような魅惑的な秘密の香りで、ブランドデビュー時に披露した始まりの三部作でもあります。

Sancti (サンクティ)
ホーリーウォーター、天空の香り
柑橘と森林のようなフレッシュでさっぱりとした付け心地。
爽やかで嫌味のない香りは1日の始まりやリフレッシュしたい際にも使いたくなるような、普段香水をつけない方への初めての一本としてもおすすめの香りです。
甘めの香りや重めの香りをお持ちの方はスッキリとした香りの気分の日にお使い頂くのにも是非。

Fortis (フォルティス)
ストロングウォーター、転生の香り
グレープのようなノートにスモーキーさがまとわりつく、しっかりとした重さのある香り。
Lounge Saiの店頭では、イチジクの妖艶さが人気のÎle Pourpre、焦がしキャラメルとチェリーのような甘さが同居するBello Rabelo、そしてこのFortisの3本で迷われる方が多い印象です。
ラインナップの中でもスモーキーさが際立つ一本だと思いますので、深みのある甘さと渋さのある香りをお探しの方にオススメかと思います。
50mLボトルもご用意しています。

Tumultu (チュムルチュ)
クラウディウォーター、解放する香り
グレープフルーツとパチュリの苦みのあるフレッシュさが先行し、サンダルウッドのウッディさの余韻が残る、重すぎず軽すぎないバランスの良い付け心地。
ココナッツミルクのミルキーでサラッとした甘さも感じますが、甘すぎて重くなることはなく、どちらかといえばスーッとしたスッキリ感があるかと思います。
Les Eaux Sanguines

フランス文化の一環であり、アーティストたちの情熱を掻き立て、恋愛関係を高揚させてきた生の芸術をなすワイン。
ボードレールにインスピレーションを受けた情熱の物語。

Bloody Wood (ブラッディ ウッド)
グランクリュ ブルジョワ、コントラスト奏でる香り
つけた瞬間には鼻を通るフレッシュな赤ワインと、それに混ざり合うラズベリーやチェリーの軽やかな甘さの印象が残りますが、奥に感じるウッディーさは名前の通り。
Lounge Saiの店頭では初めて香水を使う方の一本目や、普段あまり香水に慣れていない方にも選ばれることが多い、主張しすぎない軽めの付け心地が使いやすい、人気の高い香りの一つです。

Dom Rosa (ドン ローザ)
ピンクシャンパーニュ、フランボワーズの香り
鼻を抜けるアルコール感は栓を開けたばかりのロゼシャンパンの軽やかで優雅な香り。
Liquides Imaginairesのラインナップで最も華やかで、コンセプトがストレートに表現されている一本だと思います。
ベースのウッドの重さで全体として甘さを抑えた、スッと軽いフローラルな香りはLounge Saiの店頭でも男女問わず魅了される方が多い、絶大な人気を誇るブランドのアイコンです。
ドンローザは100mLだけでなく50mLボトルもラインナップされています。

Dom Rosa Millesime (ドン ローザ ミレジメ)
ドンローザ発売開始10周年の特別版
ブランドのアイコンとして不動の地位を築いたドンローザの発売10周年を記念し、賦香率を上げて制作された特別版、ドンローザミレジメ。
良質なヴィンテージワインを指すミレジメの言葉の通り、オリジナルと比べてシャンパンの弾ける泡はきめが細かく落ち着き、それぞれの香りを色濃く感じることが出来る、深みのある香りになっています。
香りの持続時間も長くなり、よりリッチな香りをお楽しみ下さい。

Bello Rabelo (ベロ ラベロ)
ポルトガルの美しいヒーロー、冒険の香り
TrilogyⅡのワインを体現した三部作では、Dom Rosa、Bloody Woodは直球でロゼや赤ワインの香りを感じられる香りであるのに対して、このBello Rabeloは葡萄というよりチェリーの果実酒的なアルコール感に、それを覆い込む焦がしキャラメルのようなビターな甘さを感じる香りです。
Lounge Saiの店頭では、軽い付け心地のBloody Woodとも迷われながら、しっかりとした主張のある香りを好む方は最終的にBello Rabeloをお持ち帰りされるというケースも多いように感じます。
Les Eaux Imaginaires

神秘的な島、3つの河川と出逢いの洞窟、夢のような蜃気楼…
個体と液体、目に見えるものと見えないもの。
空想の地でのめくるめくドラマティックな物語。

Île Pourpre (イル プールプル)
パープルカラーの神秘的な島へ誘う香り
季節、性別問わずお使いいただける無花果の香りは、Lounge Saiでは圧倒的一番人気の香りでもあります。
甘いだけでなく妖艶さすら感じる官能的な大人な香り。
こちらも50mLのご用意もございますので、是非お試しいただけたらと思います。

Fleuve Tendre (フルーヴ タンドル)
恋愛地図から着想を得た忘れえぬ香り
恋人達の愛の物語から着想を得たFleuve Tendre(フルーヴ タンドル)は、Aldronという香料を用いた、個性的な調香がなされています。
甘さのあるフローラルな香りと石鹸を連想させるような清潔感のある香りがメインですが、Aldronやアニマルノート、スエードなど、人間臭や動物臭を思わせるノートが重なることで、単調な甘さではない深く重さのある甘さになっているように感じます。
Lounge Saiの店頭では男性だけでなく女性にも人気が高い香りで、こちらも50mLのご用意がございます。

Desert Suave (デゼール スアーヴ)
夢のようなオアシスからインスパイアされた香り
ターバンを巻いて太陽の照りつける中東の砂漠を歩む旅人を連想させるかのような褐色味のある甘さは、La trilogie des Eaux Imaginairesのシリーズの中で最も異国感を感じる香り、Desert Suave (デゼール スアーヴ) 。
Lounge Saiの店頭ではこの香りを手にする方はとても少数で希少な存在ですが、ハマる人にはバチッとハマるような、Liquides Imaginairesの中でも好みが端的に分かれる香りの一つです。
50mLボトルもご用意しています。
Les Eaux de l‘Est

私たちの五感を楽しませることにおいて地上の庭と天空の庭との結び付きを織りなしてきた、美しく香りに満ちた東洋の想描の庭園(オリエンタルガーデン)に着想を得た物語。

Tapis Volant (タピ ヴォラン)
フローラルとスパイス、崇高なウッディが漂う香り
「空飛ぶ絨毯」をコンセプトに調香されたTapis Volant(タピ ヴォラン)は、冷んやり肌触りの良いシルクの絨毯を想起させる香り。
ガツンと主張のある香りではなく、まるで纏う人の持つ本来の香りと錯覚するかのように優しくふんわりと上品に香ります。
ジャスミンの爽やかさも相まって、どこか石鹸の泡のように清潔感のある軽さを、シルキーでスモーキーな空気で包み込んでいるように思います。

Buveur de Vent (ヴュヴェール ドゥ ヴァン)
馬鞍から生まれた力強いレザーの香り
吹き付けた瞬間に確かに感じる柑橘っぽい清涼から、メインノートであるホースレザーへの真逆の香りへの移ろいが見事なBuveur de Vent(ヴュヴェール ドゥ ヴァン)。
Lounge Saiの店頭では「お香のような香り」と表現される方も多く、甘い煙たさとウッディーさが同居しながら、馬が砂漠を駆け抜けた際の砂埃っぽい香りも感じることが出来るような、とてもコンセプチュアルな一本だと思います。
全体の雰囲気はLa trilogie des Eaux de l‘Estの三部作で共通してオリエンタルな雰囲気にまとめながら、この香りを纏っていたら渋いなぁと感じるような香りだと思います。

Fleur de Sable (フルール ドゥ サーブル)
広大な砂の大地に生まれしクリスタルの透明度を持つ一輪の砂の花
エグランタイン( イングリッシュローズの一種)の瑞々しいフローラルな香りと、砂の大地というイメージでオリエンタルな甘さを持つミルラ。
全体的に複雑な香りが多いLiquides Imaginairesの中でも、Fleur de Sable(フルール ドゥ サーブル)は香りを試した瞬間に「あ、いい香り」と直感的に感じてくださるお客様が多い印象です。
多くの方に受け入れられるような素直な良い香りであると同時に「砂の大地の一輪の花」というコンセプトを想起出来る調香となっており、Lounge Saiの店頭でも人気の香りの一つとなっています。
Les Humeurs

古代医学のヒポクラテスによる四体液学説から着想を得た、感情にフォーカスしリアルを追求した想像力を解き放つ物語。
五感を研ぎ澄まし、香りが持つ力を呼び起こすことを目指すフレグランス。

Melancolia (メランコリア)
自らを神聖な病気に疾患させる心の水
ジンジャーのキリッとした清潔感、レモングラスの柑橘感、最後に甘味とカンパリのような苦味が残ります。
Lounge Saiの店頭では「夏に良さそう」と感じられる方も多いようで、すっきりとした香りと、どこか瑞々しい香りが清涼感をイメージさせられるのかもしれません。
付け心地はどちらかというと軽めではありますが、独特な香りが尾を引くため時間が経ってもふとした際に香りの主張をしっかり感じる瞬間があるような、そんな調香だと思います。

Lacrima (ラクリマ)
目から零れ落ちる神聖な水
吹きかけた瞬間に先行する新緑のような爽やかさから始まり、ペッパーのパチパチとした鋭さとずっしりと土に根を張る大木を想像するようなウッディさ、その後どこか湿っぽい薬草っぽさが入り混じる、冷たさを感じるような香り。
Lounge Saiの店頭では「神社の香り」「神殿の香り」と表現される方もおられ、「憂鬱な悲しみや傷ついた心を浄化します」という一文にも通ずる、コンセプトがしっかり現れた一本だと思います。
付け心地はどちらかというと軽めではありますが、独特な香りが尾を引くため時間が経ってもふとした際に香りの主張をしっかり感じる瞬間があるような、そんな調香だと思います。

Phantasma (ファンタズマ)
想像力と現実の感覚が反目し合う唇の水
ジュニパーのスーッと緑を想起させる針葉樹の香りに、柚子のシトラス感が絶妙にマッチした清涼感のある香りです。
香りが落ち着くと、ブラックティーの甘みが出て、最後には石鹸のような清潔感のある香りが残ります。
全体的にジンジャーのピリッとしたスパイシーな苦味も乗っており、「ただの良い香り」ではなく「一癖ある良い香り」に昇華しているところが、Liquides Imaginairesが独特と表現される所以だとも感じられるかと思います。
Les Eaux de L'ame

オーデラメ(魂の液体)。
フィリップ ディメオのスピリットとパッションが込められたリキッドイマジネールの世界が更に広がります。
Âme du Cœurに続き、花の魂をテーマとしたÂme de Fleurも加わりました。

Âme du Cœur (アームデュクール)
甘さのベールに包まれたフルーティスパイシーグルマン
瑞々しく甘いフルーツやフレッシュで鋭いペッパーやカルダモンのスパイスを、優しいバニラやカカオのベールで包み込む。
ムエットだとグルマン感よりスパイスやウッドが優勢な傾向に感じましたが、私の肌の上では甘さがしっかり感じられました。
トップはスパイシーですが、フルーツやバニラの甘さが増してくるドライダウン。
全体を覆うグルマンの甘さで、メインのフルーツとスパイスのバランスが取られているような印象です。
例えばリキッドイマジネールのBlanche Beteほど甘い訳でもなく、Ile Pourpreのフルーティスパイシーに振っている訳でもない塩梅は、季節や性別も問わず、比較的多くの方に気に入っていただける一本です。

Âme de Fleur (アーム ドゥ フルール)
永遠の愛の象徴「アネモネ」の生きた塊
Âme du Cœur (アームデュクール)に続く三部作の二作目として、フローラルノートのÂme de Fleur (アーム ドゥ フルール)が誕生。
洋梨のフレッシュで青々しいトップから、メインとなるチュベローズとジャスミンのクリーミーで甘く濃厚、そして官能的なフローラルさが広がります。
輪郭をぼかしたような自然と残るウッディで透明度のあるクリーンな余韻が、静かに肌に馴染んでいくような作品です。
Les Eaux de Peau

五感の中で最もプリミティブで獣的な感覚。
動物の中でも飛び抜けて優秀であり生き残るための本能だった人間の嗅覚。
神話に現れる人と交わる獣。
獣に変身する人間の肌に真珠のごとく滴る液体の物語。
その神秘的な液体を現代に甦らせました。

Bête Humaine (ベット ユメーヌ)
野生を取り戻した獅子の心を持つ人間
クリーミーでミルキーな栗のまろやかな甘さと、緑と野の花々が混在する森のような雄大さを感じる、とても上品な一本。
次第にグリーンな爽やかさから樹脂のような甘く芳醇なウッディさへと変化し、最終的に湿った土となり消えていくような、まさに「自然の様々な香りの只中に飛び込む旅」というコンセプトを表した一本です。
どこかアニマルっぽさも入った香りを薄らと感じられますが、レザーのような方向性ではなく「動物臭」もしくは「獣臭」とも言えるような、ある種素直に良い香りと感じられない臭みのような要素も奥の方で感じられることで、香りの深みが増し、重めの香りになっているように感じます。

Blanche Bête (ブランシュベット)
真珠の光沢を持つ光の中でのみ現れる、伝説の白い獣
The Fragrance Foundation Franceによる、その年にリリースされたベスト香水を選出するアワード「The Fragrance Foundation Awards」にて見事「THE BEST NICHE FRAGRANCE AWARD 2022 (ベストニッチフレグランスアワード)」を獲得した、白い一角獣の伝説をモチーフとした香りBlanche Bête (ブランシュベット)。
Liquides Imaginairesのラインナップの中でも、これほどまでに甘いグルマン系の香りは唯一無二でしょう。
ボトルカラーをそのまま香りにしたような、シュガーを加えた甘くて濃厚なホットミルクを思い起こす、ミルキーでパウダリーなまろやかなその香りは、香りの持続時間もとても長いのもポイント。
朝よりも夜に纏いたい気持ちになるような、自分がまるで暖かい香りに包み込まれるような感覚になる香りで、寝香水にもピッタリな香りです。
通常のボトルに加え、50mL、純白の限定ボトルとハンドクリーム、専用ショッパーを組み合わせたBlanche Bête Limited Editionもご紹介しています。

Peau de Bête (ポー ドゥ ベット)
廃盤・販売終了:以下は過去にお取り扱いしていた際の紹介です。
馬の汗のような野生的な獣の肌の香り
アニマリックなレザーとウッドが織りなす、とても強く野生み溢れる獣の香り、ポー ドゥ ベット。
この手の香りは特に好き嫌いが顕著に出る香りで「この香りは果たして良い香りと素直にいうことが出来るのだろうか?」と頭を悩ませる、もしくは眉間に皺を寄せ鼻を瞬時に遠ざけたくなるような人も多いのではないかと想像します。
しかし肌に乗せ小一時間も経過した頃には、この肉感的な獣の肌の香りが自らの体臭と溶け合い始めるような感覚を覚え、手首に鼻を近づけ何度も香りを確かめているような、そんな癖になる香りでもあるのです。
リキッドイマジネールではホースレザーの香りとしてヴュヴェールドゥヴァンという香りがありますが、ヴュヴェールドゥヴァンと比べるとポードゥベットはよりリアルなレザーやスモーキーなウイスキー樽のような重いウッドを感じることが出来ます。
この野生味溢れる馬を乗りこなして頂きたいなと思います。
Peau de Bêteは廃盤となり、当店での販売も終了しております。

Beauté du Diable (ボーテ デュ ディアーブル)
悪魔に魂を売った戦利品、 混沌とした不協和音が織りなす独特なノート
ボトルカラーやコンセプト、"悪魔の美しさ"という香りの名前からも想像ができるように、Liquides Imaginairesの中でも最も複雑で様々な香りが入り混じる、言葉ではなかなか言い表すのが難しい香りだと思います。
それでもあえて言葉にするならば、禁断の酒とも称されるアブサンの薬草酒のような香りにジンの鋭さ、フローラルな軽やかさを丸っとスモーキーさで包み込み、樽の中で熟成させることでウッディさが加わったような、そんなユニークな香りではないでしょうか。
薬草酒のような香りが冒頭からラストまでしっかり香り続けながら、徐々にスモーキーさは薄れつつフローラルな甘さが出てきます。
一概に良い香りと表現出来るのか(万人に愛される香りなのか)は疑問ですが、一度嗅いだら忘れられないような個性的な香りで、Lounge Saiの店頭では男女問わずにご購入いただいております。
Les Eaux des Bermudes

この三つのパルファンは、危険を伴う航海の神話、またそれらの危険を顧みず出帆する想像上の冒険者たちについてを物語っています。
ユリシーズからシェークスピアのプロスペローまで、「オー・デ・ベルミュード(バミューダトライアングルの香り)」は 海洋冒険家たちの伝説へのオマージュです。
これらの香りは、古代の伝説、そこに現れる英雄たちの海への飽くなき探求と恐れに向けられています。

Abyssis (アビシス)
海で最も恐れられた夜の深海に漂う創造物
煙で燻されたウッドがもわっと漂う中で、磯を想起させる潮っぽい香りと青臭い雰囲気を感じる事ができます。
「海の香り」と聞いてぱっと想像する軽やかで爽やかなマリンの香りやライトブルーで透明感のある綺麗な海というよりは、こちらで表現される海の香りは、光の届かない、ディープで重いダークネイビーの深海の世界という海の方向性がイメージに近いのではないでしょうか。
同シリーズのNavis, Sirenisの3本の中で比較すると、最も癖があり、好みがはっきり分かれる香りではないかと思います。

Sirenis (シレニス)
廃盤・販売終了:Sirenisはメーカー廃盤となり、当店での販売も終了しております。以下は過去にお取り扱いしていた際の紹介です。
船乗りの行手を惑わせる人魚の歌声
海の伝説をモチーフとしたシリーズ3本はどれも違った角度から海を感じることが出来る香りですが、Sirenisはフローラルの華やかさとキューカンバーのような緑の瑞々しさが同居する、全体的にフレッシュな香りです。
時間が経つとフレッシュさは塩気を帯びた香りに変化し、更に海っぽさが増すように感じます。
個人的には朝方ではなく、夕方を想起させる海のイメージを持ちました。
Alchemical Trilogy

アルシミー、つまり、錬金術という言葉は、もともとアラビア語の「アル=キミア」に由来します。
これは化学という意味で、ここから、英語、ドイツ語のアルケミーという単語も派生しました。
そして古代エジプトの言葉では、「ケム=イト」は、黒い土地を意味します。
この、昏い土地に、素材の本質を抽出する術の秘密は隠されていたのです。
古来より存在するこの影から、わたしたちは、光を求める想いを生み出しました。
光は、その高い精神性、宇宙の法則そのものとみなされ、常に想像力を掻き立てる対象となってきたのです。
魔術的な力を秘めた香水によって、金属が変容を遂げます。
その香りの威力の虜になってください。
リキッドシルバーの閃きに続くのは、リキッド・ゴールドの、太陽そのもののような煌めき。
この金にまばゆく輝く液体を、あなたの肌にすべらせてみてください。

Liquide (リキッド)
世界限定999本販売からの異例の定番入り
金色に輝く「LIQUIDE Limited Edition 2022」は「24金」がコンセプトになっており、純金の純度を示す99.9%という数字から999本の限定ボトルとしてリリースされました。
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というのが2022年秋リリース時のお話でしたが、こちらはあまりにも人気だったことから2023年秋にレギュラーコレクションとして異例の復活、定番入りして今後は継続して手に取っていただけるようになりました。
マンダリンが芳るフルーティな香りは、特に考え込まずとも率直に良い香りと捉えてくださるお客様が多いように思います。
その後、実際に肌乗せして時間が経つと、そのフルーティさも和らぎつつ、水のような透明感のある香りへと変化していくように感じます。
水というのは香りがあってないような存在だと思うのですが、フルーティでジューシーなトップノートから、「香りのある無香の世界」への移ろいを表現した、ただの良い香りでは終わらないリキッドイマジネールらしいコンセプチュアルな一本だと思います。

Lunatique (ルナティーク)
月に照らされた浮遊する雲のように
2020年に「銀」の香りをコンセプトとして、シルバージュエリーなどに使われるシルバー925にちなみ世界限定925本のみ販売された、ひんやりと冷たく鋭い香りの「LIQUIDE Limited Edition 2020」。
当時の作品をベースに香りを再構築し、2024年秋にLUNATIQUE (ルナティーク)として生まれ変わりました。
スーッとしたスパイシーさやウッディ感を感じつつ、スモーキーなムスクと柔らかく棘のない香りへと移ろいます。
腕に鼻を近づける度に異なる香料がチラリと顔を覗かせてくる、複雑で絶妙な調香は良い意味で捉えどころがなく、まさに「Lunatique = 気まぐれな」というタイトルを表現しているようでもあり、特定の香料を強調したのではなく、絶妙なバランスで全体をまとめた仕上がりに。
輪郭がぼやけて浮遊する、月の光に照らされたライトグレーの雲のように、優しくふんわりと包み込んでくれる、Liquides Imaginairesらしいユニークで、しかし日常的に使いやすい一本だと思います。

The Imaginarium (イマジナリウム)
ここからはシトラスをテーマにしたコレクション、The Imaginarium (イマジナリウム)をご紹介します。
Green Terrace、Cedrat Club、Mandarin Houseの三つのトリロジーに、それぞれ三種の香り。さっぱりとした柑橘だけでなく、クリーミーな甘さやスモーキーなウッドなど、同じシトラスでも随分と違う表情を感じられるラインナップです。
創設者フィリップ・ディメオ氏に聞く
フィリップ・ディメオ氏をお招きし、イマジナリウムコレクションや香水の付け方についてお話を伺いました。
コレクションに込められたお話と合わせて、それぞれの香りを辿っていただければと思います。
Green Terrace|グリーン テラス

Lime Sister (ライム シスター)
春を予感する繊細なフローラルシトラス
Green Terrace (グリーン テラス)のトリロジーより、Lime Sister (ライム シスター)はフレッシュなシトラスと繊細なフローラルが香る作品です。
この柔らかで甘さのある作品は、どことなく新緑の葉と小さな花々が開花し始める春の風を感じられるような香りに思います。
シスターという名前からも、もしかしたら少し女性的と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんユニセックスでお使いいただけます。
ふわっと軽く、心地良い香りで香水を普段あまりつけない方や、香水初心者の方にもつけやすい一本としておすすめです。

Bergamot Brother (ベルガモット ブラザー)
酸味の効いた瑞々しいグリーンシトラス
Green Terrace (グリーン テラス)のトリロジーよりBergamot Brother (ベルガモット ブラザー)は、酸っぱくて瑞々しい果汁を感じられるような香り。
同じImaginarium (イマジナリウム)のコレクションでいえばCedrat Tonic (セドラ トニック)と並んでジメジメした日本の夏に手に取る機会が自然と増えそうな、リフレッシュしたい時にも使いたい一本だと思います。
元々あったLiquides Imaginaires (リキッドイマジネール)のラインナップでいうと、Sancti (サンクティ)とも比較されそうな香りではありますが、Sanctiの方が柑橘に樹脂の甘さが混じったウッディ調で、Bergamot Brotherの方がもっとサッパリした香りになっています。
トップの酸味から柑橘らしさを連想しやすい香りと思いますが、時間の経過と共にスパイスやウッディさもしっかり感じられ、軽すぎず重すぎずの良い使い心地。
夜というよりは朝の明るい太陽の元が似合う、グリーンシトラスです。

Pistachio Cousin (ピスタチオ カズン)
クリーミーなピスタチオとシトラスの融合
Green Terrace (グリーン テラス)のトリロジーより、Pistachio Cousin (ピスタチオ カズン)はクリーミーなピスタチオと柑橘が交わったシトラスグルマン作品です。
グルマンといってもさっぱりしたシトラス系と交わることで甘すぎるということもなく、トップノートから香り立つピスタチオが香り全体を丸くまとめているように感じます。
甘すぎる香りは疲れてしまうがシンプルな爽やかさは少し退屈だと感じるような方には試していただきたい、そういった意味でいうと(香り自体は全然異なりますが)HISTOIRES de PARFUMSの1725のように甘さとスッキリさのバランスが取れた作品だと思います。
Cedrat Club|セドラ クラブ

Buddha Blend (ブッダ ブレンド)
バニラと柑橘のシトラスグルマン
Cedrat Club (セドラ クラブ)のトリロジーよりBuddha Blend (ブッダ ブレンド)は、柚子を筆頭とした柑橘とバニラの甘さを感じられるような香り。
しっかりとシトラスのフレッシュさがありつつパウダリーな雰囲気も感じられ、同じくシトラスグルマンのPistachio Cousin (ピスタチオ カズン)と比べると、こちらの方が所謂グルマンっぽい甘さのある作品になっているかと思います。
それでもやはりシトラスベースということもあって、こちらもべったりと重い甘さではなく、比較的着けやすい印象。
特に終盤の穏やかで柔らかなシアージュは、フッと身体が休まるような、安心感のある香りです。

Cedrat Tonic (セドラ トニック)
ドライでキレのあるサッパリシトラス
Cedrat Club (セドラ クラブ)のトリロジーよりCedrat Tonic (セドラ トニック)は、シャキッとさっぱり、ドライな香り。
その名の通り炭酸の効いた柑橘系のトニックウォーターのようにキリッとしたドライジンやグレープフルーツが香り、Bergamot Brother (ベルガモット ブラザー)と並んでジメッとした夏場にも出番が増えそうな一本。
香りに主張があるというよりは細かいミストを浴びた時のような冷たさを纏っているような雰囲気もあり、比較的香水が苦手な方でも気軽に使いたくなるような作品なのではないかと思います。

Seductive Cedrat (セダクティブ セドラ)
濃厚でクリーミーな甘い誘惑
Cedrat Club (セドラ クラブ)のトリロジーよりSeductive Cedrat (セダクティブ セドラ)は、ミルキーなバニラとムスクが香るシトラスグルマン。
シトラスの酸味とミルキーなグルマンの甘さが交わることで、吹きたては例えるならフワッと滑らかなチーズケーキのような雰囲気も感じられる香りかもしれません。
しかし時間が経つにつれ酸味の角が取れ、さらに濃厚なクリーミーさとウッディさが出てきます。
香りは違えど、versatile parisのCroissant Caféなど、しっかり甘さを感じられる濃厚グルマンが好みの方は是非試していただきたい一本です。
Mandarin House|マンダリン ハウス

Roasted Tangerine (ローステッド タンジェリン)
フルーティなシトラスノートとスモーキーウッド
Mandarin House (マンダリン ハウス)のトリロジーよりRoasted Tangerine (ローステッド タンジェリン)は、さっぱりしたフルーティなシトラス香調と時間の経過とともにローストされたようなスモーキーさを感じる力強いウッディノート。
ウッディフルーティ調の他の作品と比べると、Liquides Imaginaires (リキッドイマジネール)のBloody Wood (ブラッディ ウッド)よりフルーティさの中にもっと柑橘を感じるイメージ。
例えば先に挙げたBloody Woodをはじめ、Âme du CœurやHistoires de Parfums (イストワールドゥパルファン)の1804のようにフルーティな香りがお好きな方にも合いそうな予感。
陽の光を浴びたタンジェリンに薪の煙がゆっくりと絡みつくような、重すぎず、軽すぎない香りは1年を通して使いやすそうな作品だと思います。

Upcycled Mandarin (アップサイクル マンダリン)
温もりを感じる、シトラスフローラルの新解釈
Mandarin House (マンダリン ハウス)のトリロジーよりUpcycled Mandarin (アップサイクル マンダリン)は、フローラルな華やかさとシトラスのフルーティな瑞々しさが調和した作品。
甘さのニュアンスはフルーティフローラルの軽やかな甘さだけでなく、人によってはバニラのようなグルマン調にも感じられるかもしれません。
しかし、全体としては清潔感のある香りに仕上がっています。
シトラス系香水にありがちな涼しさや爽快感、シャープな印象とは異なり、この香りは甘く温かみがあり、太陽の光を感じさせるようなフローラル & ハーバルな質感を伴っており、そのユニークなバランスが、"The Immortal and Rebellious"(≒ 普遍性と革新性)というテーマを見事に体現している作品だと思います。
(香水好きとしては、この香りの調香師の一人が日本人であるというのもなんだか妙に嬉しくもあり、この一本をきっかけに彼が今後生み出していく作品も楽しみになりました。)

Saffron Mandarin (サフラン マンダリン)
スパイスが彩るエキゾチックな柑橘
Mandarin House (マンダリン ハウス) のトリロジーより Saffron Mandarin (サフラン マンダリン) は、華やかなマンダリンにスパイシーなサフランやブラックペッパーが重なる、奥行きのある香り。
トップではフレッシュなレモンやマンダリンの瑞々しさが弾け、その後、ジャスミンやイランイランの甘美なフローラルが漂います。
時間が経つにつれて、スパイスが温かみを加えエレガントな余韻へと変化していきます。
Liquides Imaginaires (リキッドイマジネール)のLiquide (リキッド)や、或いは方向性は違えどTapis Volant (タピ ヴォラン)あたりの作品がお好きな方は、こちらもぜひチェックしてみてほしいなと思います。

Seven Charms Set (セブンチャームズセット)
こちらは番外編になりますが、ブランドのベストセラー7本をそれぞれ7.5mLボトルにしたSeven Charms Setという贅沢なセットです。
セット内容は以下の通り。
- Fortis (フォルティス)
- Dom Rosa (ドンローザ)
- Blanche Bête (ブランシュベット)
- Fleur de Sable (フルールドゥサーブル)
- Buveur de Vent (ヴュヴェールドゥヴァン)
- Phantasma (ファンタズマ)
- Âme du Cœur (アームデュクール)
香りの系統も被ることのない7種類になっているので、その日の服装や季節に合わせて、バリエーション広く楽しんで頂けそう。
また、普段フルボトルを使用されていて持ち歩き用ボトルをお探しの方にも良いセット内容です。
リキッドイマジネールの世界観を楽しみたい方には大変おすすめなセットです。
お気に入りの香りを見つける
リキッドイマジネールを愛用されている方が口を揃えて「会う人に必ずどこの香水か聞かれる」とおっしゃられるくらい、どれも良い香りでしっかり香ってくれるラインナップになっています。
気に入った香水一本を自分のアイコン的香りとして長く使い続けるも良し、気温や季節、TPO、その日の気分に合わせて服装を変えるように、纏う香りもその時々で変えるというのも香水を楽しく自分のライフスタイルに取り入れる方法の一つ。
気になった香りがあれば、販売中の各アイテムページから香りのサンプルムエット(試香紙)をお取り寄せ頂けますので、ぜひご利用いただきまして、それぞれに合った香水の楽しみ方で、お気に入りの香りを見つけていただけたら嬉しいです。
ムエットのお取り寄せにかかる送料や、香水のご購入時にお使いいただけるクーポンについては、こちらのご案内をご確認下さい。
既にリキッドイマジネールをお持ちの方や、二本目をお探しの方には、私が普段楽しんでいる香水の重ね付けもご紹介しております。お手持ちの香りと組み合わせることで、また違った楽しみ方が見つかるかもしれません。
