Liquide
世界限定999本販売からの異例の定番入り
「銀」の香りをコンセプトに、シルバージュエリーなどに使われるシルバー925にちなんで世界限定925本のみ販売となった、ひんやりと冷たく鋭い香りの「LIQUIDE Limited Edition 2020」。
そして今作の金色に輝く「LIQUIDE Limited Edition 2022」は「24金」がコンセプトになっており、純金の純度を示す99.9%という数字から999本の限定ボトルとしてリリースされました。
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というのが2022年秋リリース時のお話。
しかし当時のあまりの人気に2023年秋にレギュラーコレクションとして異例の復活、定番コレクション入りを果たし、今後は継続して手に取っていただけるようになりました。
限定品という特別感から手に取ってくださった方もいらっしゃるかと思うのですが、今回の復活はボトルがなくなっても今後もお気に入りの香りをリピート購入いただけるという、とても喜ばしいことではないでしょうか。
香水はこちらに限らず限定品だったり、時代の流れと共に原料の使用が禁止され製造ができなくなったり、様々な理由から惜しまれながらも廃盤になってしまう作品が多いのも事実。
現在既にお手持ちのボトル残量が少なくなってきた方は、今後は残量を気にすることなくどんどん使っていただければと思います。
香りに関しては、前作のSilverとはパッケージも香りも違います。
今作のマンダリンが芳るフルーティな香りは、特に考え込まずとも率直に良い香りと捉えてくださるお客様が多いように思います。
その後、実際に肌乗せして時間が経つと、そのフルーティさも和らぎつつ、水のような透明感のある香りへと変化していくように感じます。
水というのは香りがあってないような存在だと思うのですが、フルーティでジューシー(私の感覚だと南国を感じるようなイメージ)なトップノートから、「香りのある無香の世界」への移ろいを表現した、ただの良い香りでは終わらないリキッドイマジネールらしいコンセプチュアルな一本だと思います。
Alchemical Trilogy
リキッド(液体)の持つ力と、メタル(金属)に宿る魂の間のミステリアスな交流により、ここに、錬金術のトリロジーが生まれました。
Nisrine Bouazzaoui Grillié
Nisrine Bouazzaoui Grillié(ニスリン・ブアザウィ・グリリー)は数々の有名調香師を輩出する世界最大の香料会社Givaudan(ジボダン)所属の調香師。
Liquides Imaginairesでは主にQuentin Bischと共同で調香に参画。