Orlando 1837 - Midnight
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- Norwegian welt construction
- Vacchetta full grain leather
- Garment-dyed
- Vibram tank sole
- Made in Italy
ワークブーツを復刻したGuidi Rosellini
バックジップブーツの988やフロントジップのPL1など、数々のアイコニックなシューズを展開し、所謂「アルチザン系」のシューズの中では最も認知されているブランドである、Guidi。
対してGuidi Roselliniは同じ"Guidi"の名を冠したブランドでありながらも存在すら知らなかったという方が少なくありません。
Guidi RoselliniはGuidi社の社長の思い入れのあるコレクションということで復刻したライン。
そのためGuidi Roselliniでのみ使用されるヴァケッタレザー(雌子牛)は同社のレザーにおける最高品であり、そのアイコニックなナチュラルカラーと、全型Vibramのタンクソールが搭載されたデザインは、Guidiのシューズコレクションとは全く異なるアプローチとなっています。
元々はワークブーツを製作していた背景から、Ruggero 1906やMorosino 1907のようなワークシューズを、そしてこのOrlando 1837はチロリアンシューズ。
元々は山岳地帯での狩猟用であったり、登山用であったといわれるシューズです。
唯一無二のヴァケッタレザー
レザーはMorosinoやRuggeroはリバースだったのに対し、こちらはフルグレイン(表)が採用されています。
Guidi社のベジタブルタンニングによるヴァケッタレザーは豊富な油分が特徴で、履きこむほどに柔らかく、そして表面の経年変化も凄まじいものになっていきます。
写真にあるダークブラウンのOrlandoは、同じナチュラルフルグレインレザーで2020年に新品購入し、現在も履いている私物。
私の場合、気を使ってメンテナンスしながら着用するというよりはむしろ真逆で、雨や雪でも気にせず履き続け、ケアは簡易的に稀にクリームを入れる程度。
数える程度のケアはしたものの、特別なことをしたわけでもなくただ履いていただけに近いので、正に「勝手に育った」という感覚です。
Guidi社のセールス担当者も「Vibramのタンクソールが搭載されている時点で、そういう靴なので。」と、Ruggeroで山登りに出向いたり、雨や雪でも着用し続けながら、7年以上敢えてノーケアで着用しているとのこと。
こちらのMidnightはナチュラルカラーと比べて色味の変化はそこまで劇的なものではありませんが、履き続けることで履き皺や傷などが刻まれ、自分だけの一足へと育っていきます。
現行品にはGuidi Roselliniの専用ケアクリームが付属するため、お手入れはそちらを使用すれば良いでしょう。
また、長期間の使用に伴いレザー紐が切れることもありますが、購入から1年以内であれば無償にて買え紐も取り寄せ可能なアフターサービスも有ります。(イタリアからの取り寄せ送料別途、2年目以降は有償)
普遍的なデザイン、だからこそ良い。
Guidi Rosellniでは唯一のノルウィージャンウェルトはウェルトに2本のスティッチが走っており、堅牢性や耐水性もあるとされる手間と技術が必要な製法。
ソールの交換も可能なので、10年、20年と長い時を共にすることの出来る作品です。
ちなみに中底とアウトソールの間にはコルクを入れるのが主流なところ、Guidi Roselliniではコルクの代わりにレザーを入れているあたりの"レザー屋"としての拘りも特徴の一つ。
そのため履き続けることで靴底の形もレザーが自分の足にフィットしていきます。
木型はMorosinoとRuggeroとは異なる木型を採用し、またチロリアンシューズ自体もGuidiにはない型でもあります。
Guidi Roselliniといえばナチュラルカラーが印象的ですが、今回のMidnightはそれとしてとても良い色味です。
もちろん普段から暗めのカラーの服をお好みの皆様にも手に取ってもらいやすいカラーであり、既にナチュラルを所持している方が2足目としてMidnightをチョイスされる方もいらっしゃいました。
MorosinoやRuggeroと比べると、Orlandoの方がカジュアルさが出るて力の抜けたスタイリングに向いています。
もちろん暗いカラーだけでなく、デニムとの相性なんかも言わずもがな、抜群です。
着用皺や傷、染みが増える度に魅力的になっていく経年変化はもちろん、Guidi社がワークブーツを作っていた当時から今も変わらず着用したいと思わされる普遍的なデザイン。
スタイルや服装の嗜好が変わっても着用し続けられる、実際に私も現在4年半以上かなりの頻度で履いていることが何よりもの証明です。
私はこの先もまだまだ着用していきます。