Morosino 1907 - Natural
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- Goodyear welt construction
- Vacchetta reverse leather
- Vibram tank sole
- Made in Italy
Guidi Rosellni
1896年、イタリアのトスカーナ州にてレザータンナーConceria Guidi e Roselliniとして設立、世界の名だたるブランドへ素材を提供し続けタンナーとしての地位を確立、現在に至る。
当時、トスカーナでは食用牛が安価で入手出来たことや、特に雌子牛の革質が高く丈夫であったことを背景に、労働者や狩猟などのためのワークブーツを生産を行っていた。
時を超え、そのシューズのデザインや製法を現代に復刻したコレクションが、Guidi Roselliである。
ワークブーツを復刻したGuidi Rosellini
バックジップブーツの988やフロントジップのPL1など、数々のアイコニックなシューズを展開し、所謂「アルチザン系」のシューズの中では最も認知されているブランドである、Guidi。
対してGuidi Roselliniは同じ"Guidi"の名を冠したブランドでありながらも存在すら知らなかったという方が少なくありません。
Guidi RoselliniはGuidi社の社長の思い入れのあるコレクションということで復刻したライン。
そのためGuidi Roselliniでのみ使用されるヴァケッタレザー(雌子牛)は同社のレザーにおける最高品であり、そのアイコニックなナチュラルカラーと、全型Vibramのタンクソールが搭載されたデザインは、Guidiのシューズコレクションとは全く異なるアプローチとなっています。
過酷な労働時の使用を想定し、"道具"としてのワークブーツを制作していた当時、リバースレザーを使用することで耐水性にも優れたレザーの表皮層(銀面)を内側に隠すことで、外側からの傷や腐食から銀面を守っていた意味合いがあったことの名残りとして、現在もMorosino 1907とRuggero 1906ではヴァケッタのリバースを採用しています。
唯一無二のヴァケッタレザー
Guidi社のベジタブルタンニングによるヴァケッタレザーは豊富な油分が特徴で、履きこむほどに柔らかく、そして表面の経年変化も凄まじいものになっていきます。
写真にあるダークブラウンのMorosinoは、同じナチュラルカラーを2014年に新品購入し、現在も履いている私物。
私の場合、気を使ってメンテナンスしながら着用するというよりはむしろ真逆で、雨や雪でも気にせず履き続け、ケアは簡易的に稀にクリームを入れる程度。
数える程度のケアはしたものの、特別なことをしたわけでもなくただ履いていただけに近いので、正に「勝手に育った」という感覚です。
Guidi社のセールス担当者も「Vibramのタンクソールが搭載されている時点で、そういう靴なので。」と、Ruggeroで山登りに出向いたり、雨や雪でも着用し続けながら、7年以上敢えてノーケアで着用しているとのこと。
私のようにダークブラウンの色味を好むならば、お好みに合わせてオイルやクリームを入れると比較的すぐに色味が濃く変化していきます。
反対にナチュラルな色味を楽しみたいようであればノーケアで履き続けることも出来る、着用者によって唯一無二の経年変化を堪能できるレザーが、このナチュラルカラーの魅力です。
現行品にはGuidi Roselliniの専用ケアクリームが付属するため、お手入れはそちらを使用すれば良いでしょう。
また、長期間の使用に伴いレザー紐が切れることもありますが、購入から1年以内であれば無償にて買え紐も取り寄せ可能なアフターサービスも有り。(イタリアからの取り寄せ送料別途、2年目以降は有償)
布紐も付属しているため、お好みに合わせて布紐へ変更したり、レザー紐が切れて取り寄せる期間中も紐を代用して着用可能です。
普遍的なデザイン、だからこそ良い。
製法はグッドイヤーウェルテッド。
ソールの交換も可能なので、10年、20年と長い時を共にすることの出来る作品です。
ちなみに中底とアウトソールの間にはコルクを入れるのが主流なところ、Guidi Roselliniではコルクの代わりにレザーを入れているあたりの"レザー屋"としての拘りも特徴の一つ。
そのため履き続けることで靴底の形もレザーが自分の足にフィットしていきます。
木型はMorosinoとRuggeroで共通で、それぞれGuidiにはないオリジナル木型を採用しています。
レザーのシューズだとブラックなど暗めのカラーが多いこともあり、最初はナチュラルのカラーが見慣れないかと思いますが、黒など暗めの服装にナチュラルのカラーの合わせも非常に良いです。
ポップアップイベントで試着いただいたお客様方も、意外と合わせやすいということに驚かれ、安心されていたのが印象的でした。
もちろん暗いカラーだけでなく、デニムとの相性なんかも言わずもがな、抜群。
いろんなスタイルにハマる懐の広さがあるからこそ、ついつい着用頻度も高くなるのです。
着用皺や傷、染みが増える度に魅力的になっていく経年変化はもちろん、Guidi社がワークブーツを作っていた当時から今も変わらず着用したいと思わされる普遍的なデザイン。
スタイルや服装の嗜好が変わっても着用し続けられる、実際に私も10年以上共にしていることが何よりもの証明です。
私はこの先もまだまだ着用していきます。