Buveur de Vent
馬鞍から生まれた力強いレザーの香り
吹き付けた瞬間に確かに感じる柑橘の清涼さから、メインノートのホースレザーへの香りの移ろいのが見事なBuveur de Vant(ヴュヴェール ドゥ ヴァン)。
Lougne Saiのポップアップ店頭では「お香のような香り」と表現される方も多く、甘い煙たさとウッディーさの心地の良い同居、そして馬が砂漠を駆け抜けた際の砂埃っぽさを香りで表現したかのようにも感じることが出来る、とてもコンセプチュアルな一本だと思います。
全体の雰囲気はLa Eaux de l‘Estの三部作で共通してオリエンタルな雰囲気にまとめながら、この香りを纏っていたら渋いなぁと感じるような香りだと思います。
ちなみにLiquides ImaginairesのディレクターであるPhilippe Di Méo自身が最も気に入っている香りとして挙げているのも、こちらの香りです。
Jordi Fernandez
独学で調香を学び、2010年に世界最大の香料会社Givaudan(ジボダン)へと入社するという異色の経歴を持つ、Jordi Fernandez(ジョルディ・フェルナンデス)。
中東文化を理解しクラシックでエキゾチックな香りを得意としながら、メンズ、ウィメンズそれぞれのフレグランスを多面的に表現出来る多才さが認められ、世界数多の高級ブランドの香りを手掛けている。
Les Eaux de l‘Est
私たちの五感を楽しませることにおいて地上の庭と天空の庭との結び付きを織りなしてきた、美しい香りに満ちた東洋の想描の庭園(オリエンタルガーデン)に着想を得た物語。