Botanical Syrup 季節限定ベルガモット Bergamot
2024年分は生産、販売が終了いたしました。
また来年以降の入荷を、楽しみにお待ちいただければと思います。
「香りを飲む」ノンアルドリンクの季節限定フレーバー
「香りを飲む」をコンセプトに、お酒のジンから着想を得た「ボタニカルシロップ草譯(くさわけ)」の季節限定フレーバー「ベルガモット」。
毎冬に数量限定リリースされるベルガモット味が、2024年は更なる味の追求、試行錯誤の末にリリースに時間がかかった結果、春にリリースとなりました。
ウイスキーをストレートで楽しむように、ほんの少し、液体を口に含み移り変わる香りを、鼻から抜ける香りを、飲み終わったグラスの香りを楽しんでほしい。
それにふさわしい香りとしてベルガモットを選びました。
アルコールがなくともベルガモットの妖艶で魅力的な香りがあればできるだろうと。
この素材の香りは皮に含まれており、果肉には良い苦味があります。
この二つをうまく活かせるレシピを考えました。
表に出る香りとは別に「味わい」の核となるものが必要です。
そこで「味」を担う万能選手のジンジャーを使うことにしました。
ベルガモットとジンジャーで、魅力的な香りと苦味、温かみのある味わいが揃いました。
あとは酸味と甘味が必要なのでレモンとバニラを入れます。
酸味は全体を緩く引き締める程度にし、バニラはベルガモットの香りを追い越さないよう慎重に。
昨シーズンは酸味をレモン果汁だけで作っていましたが、レモン果汁とかぼす果汁をブレンドすることで酸味がより柔らかく、そして多面的に。
これは是非ストレートで。
お気に入りのグラスに少しだけ注ぎ、香りを口の中で転がすようにお楽しみください。
食後のデザート代わりや、就寝前、本を読むときに一緒にあると良いかもしれません。
ご自身やご家族でお楽しみいただくのはもちろん、香りを楽しみながら、飲みやすく多くの方に楽しんでいただける味わいなので、手土産やギフトにも大変喜んでいただけるかと思います。
フレグランス好きの方には特にぜひ一度試してみてほしいドリンクです。
奇を衒(てら)わず真っ当に
草根木皮(そうこんもくひ)それぞれの
譯(わけ)をくみとりととのえる
- 草譯
特徴的な香り
裏方になる香り
素材同士をつなぎ合わせる香り
それぞれに特徴があり、相性があります。
相性が悪いと、互いの香りを打ち消しあい、好ましくない香りがあらわれてきます。
それは人間も同じ。
できるだけ気の合う人と同じ時間を過ごしたい。
自分を必要としてくれる環境がいい。
この考えを素材の組合せにもいかします。
それぞれの持ち味、役割を考える。
目的の香りを出すための環境を整える。
必要な物だけを使う。
そうして組み合わさった素材たちからうまれる香りはとても美しい。
香りに重点をおいているのにも理由があります。
「お酒」と「ジュース」の違いです。
それはアルコールの有無だけではありません。
お酒は香りを楽しむ飲み物で、ジュースは味を楽しむ飲物だということ。
もちろんジュースにも香りはありますが、リンゴジュースやブドウジュースを飲んだ際は
「酸味が程よくあっていいね」、「さらっとした甘味で飲みやすいね」
といった味に関する感想が大半を占めると思います。
一方、ワインやウイスキーを飲んだ際は、
「ベリーのような香りがする」、「樽の香りがしっかりあるね」
といった香りに関する感想が多いのではないでしょうか。
ここにお酒とジュースの明確な違いがあります。
香り豊かな飲物をつくれば、そこにアルコールがなくても人々を魅了する物になるはず。
そう考え、草譯は香りを組み立てています。
そして肝心なことはもう一つ。
既存のカテゴリーの中で作ろうとしないこと。
クラフトコーラやジンジャーエールのように伝えやすいカテゴリーに嵌めない。
誰かに伝えやすいカテゴリーや誰もが好みそうなトレンド、誰にでも分かりやすいデザインといった領域の圏外にいて、既存の枠には一切縛られず、自由に創造したい。
そう考えています。
流行りや分かりやすさに頼らなくても、美味しいものを作れば理解してくれる方は必ずいる。
一見するだけではどういったものか全くわからない商品でも、購入し何かを感じ取ってくださるお客様のお陰で草譯は成り立っています。
草譯
ご自宅で楽しむのはもちろん、ギフトにも大変おすすめです。季節によって限定フレーバーのご用意も。